2011年02月04日
【準備体操】
ラジオ体操やストレッチなどの準備体操は、「見た目が悪い」と敬遠する人を見かけることがあります。
しかし、運動の事前に行う準備体操はスポーツ障害の予防に非常に重要な意味を持っているのです。
運動の前に準備体操を行うことは、どのような効果があるのかなどを紹介していきます。
準備体操を行おう!
体育の時間など運動の前に行う準備体操は、あまり見た目が良くないこともあってか真剣に取り組もうとしない人を良く見かけます。しかし、準備体操を行うことは運動をする上で必要不可欠な行為であると言えます。準備体操にはどのような効果があるのでしょうか?
準備体操の利点
準備体操を行うことは、スポーツ全般において欠かすことの出来ない事前準備の一つと言えます。準備体操には関節の動きを滑らかにし、筋肉を最良の状態にする効果があります。つまり準備体操をすることで運動の最中に怪我をしたり、終わった後でスポーツ障害を引き起こしにくくしたりといった利点があるのです。また、準備体操は他の運動よりも運動量が少なく、それ自体がスポーツ障害の原因になることはほとんど無いのも利点と言えます。準備体操を行うことはウォーミングアップとなり、身体は運動に適した状態になりスポーツにおける成績の向上が期待できるのです。
メジャーな準備体操
運動の前の準備体操としては、一般的にはラジオ体操が有名です。ラジオ体操は、日本独自の体操として作られたもので、多くの場合はラジオ体操第一だけが行なわれます。念入りに準備体操を行う場合はラジオ体操第二かストレッチを行います。ストレッチは関節を柔らかくし筋肉をほぐすことを目的とした柔軟体操の一つで、新体操などの身体の柔軟性を必要とするスポーツの基礎訓練としても活用されています。ほとんどの場合は、ラジオ体操かストレッチが入念に行われます。
準備体操を行わないと…
準備体操はスポーツをする上で欠かせないものですが、面倒と感じて一切準備体操を行わない人も少なくありません。準備体操を行わないまま運動をすると、スポーツ障害を引き起こす原因となってしまうのです。特にアキレス腱断裂や捻挫などの腱や筋肉のスポーツ障害を起こしやすくなります。腱や筋肉は準備体操でほぐしておかないと急な運動に耐えられない部位なのです。準備体操は、運動能力を充分に引き出すと同時にスポーツ障害を予防する対策の一つなのです。
準備体操の心得
備体操を行う際には、幾つか注意しておくべきことがあります。まず「丁寧に行うこと」です。準備体操が面倒に感じても、身体を労わるためにはやっておかなければならないことです。決まった型と回数を守り、丁寧に行うことが重要です。第二に「力を入れすぎない」ことです。準備体操は身体を運動に適した状態に持っていくために行うもので、準備体操をする前は筋肉も関節も充分な状態ではないと言えます。準備体操で力を入れすぎると、逆に身体を痛めてしまう恐れがあるのです。