2011年02月04日
こむら返り
水泳の最中や就寝中に起こるこむら返りは、運動も睡眠も難しくなるほどの強い痛みを伴うスポーツ障害です。
こむら返りで起こる足の痙攣は、足の指先を動かせなくなるほど強烈で大量の汗を掻くこともしばしばです。
ここでは、こむら返りの仕組みや治療法などについて解説していきます。
こむら返りへの対処
ふくらはぎに起こるこむら返りは、日常的に起こりうるスポーツ障害であるといえます。運動中だけでなく寝ている時にも起こるため、多くの人が悩まされることになるという一風変わった性質を持つこむら返りはどのようにして起こるのでしょうか。
こむら返りが起こる仕組み
こむら返りは、筋肉が激しい痙攣を起こして緊張状態になってしまうことが原因として起こるものです。この筋肉の痙攣は、強い疲労状態にある時や汗で体内の水分やミネラルが失われている時に起こりやすくなります。これらの原因によってふくらはぎの筋肉が限界以上に収縮された結果、筋肉が痙攣してこむら返りが発生するのです。
こむら返りの語源
こむら返りの「こむら」とは、ふくらはぎの古い言い方である「こぶら」が転じた言葉と言われています。このこぶらと蛇の一種であるコブラとは関係はないようです。つまり、こむら返りとは「ふくらはぎが裏返る様な痛みを持った症状」を言い表した言葉なのです。「こぶら」という言い方は江戸時代中期ごろに廃れていて、現在ではこむら返りと言う言葉にその名残を残すのみとなっています。
こむら返りの症状
こむら返りが起こると、足の筋肉は強い痙攣を起こし強い痛みを引き起こします。この時、足の筋肉は収縮した状態を維持しているため歩くことも立っていることもままならない状態になっているのです。そのため、水泳中にこむら返りが起こると泳ぎ続けることが出来なくなってしまうのです。こむら返りの痛みは非常に強く、多量の発汗やめまいを伴うこともしばしばです。また、こむら返りは片足だけでなく両足同時に起こることがあり、痛みが二倍になってしまうので注意が必要といえます。
こむら返りの予防
こむら返りを予防するためには、運動後の水分とミネラルの補給が重要になってきます。運動中は汗で水分と電解質が失われるため、疲労回復のためにも休憩中の水分と塩分の補給が重要になります。運動前のクエン酸摂取や、食事やサプリメントでカルシウムやマグネシウムを補充することもこむら返りの予防に効果があります。また、運動後に足のストレッチ体操やマッサージを行って血流を改善することも、こむら返りの予防に重要な役割を果たします。
足がつった時の治療
運動後に足がつった場合は、ふくらはぎを抑えながら足首を内側に曲げて筋肉の収縮を促すのが一般的な治療法です。痙攣が治まったら、マッサージを行って足の血行を整えるようにします。痛みが続く場合は、キネシオテープ、冷湿布を患部に貼ると良いでしょう。永久鍼灸整骨院では、視診、触診、整形外科テスト法を行い、患者様の症状に合わせて、クライオ冷却、キネシオテープ、スラッキング療法、電気鍼、お灸等を行います。
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