2011年02月07日
【アキレス腱断裂】
足は、数多くの筋肉と腱がより合わさって機能している部位です。
足の機能に関わる腱の中でもアキレス腱は、とても重要な役割を果たしています。
そんなアキレス腱が切れてしまうアキレス腱断裂は重度のスポーツ障害といえます。
ここではアキレス腱断裂の症状などについて解説していきます。
アキレス腱断裂について
ギリシア神話に登場する英雄であるアキレウスの弱点にちなんで名付けられたアキレス腱は、アキレウスを含む全ての人にとって重要な意味を持つ部位であると言えます。アキレス腱に起こるアキレス腱断裂は、足の機能を大きく損なってしまうスポーツ障害なのです。アキレス腱断裂はどのような原因で起こるのでしょうか。
アキレス腱断裂の原因
アキレス腱は、ふくらはぎから踵に掛けて存在している腱で足首から先を動かす役目を持っています。足は、歩行の際に最初に地面に接する部位である為繊細な重心制御を行う役目を持っています。この足の機能に大きく関わっているアキレス腱が急激な伸縮を行うなどして強い力が掛かることによって、断裂するのがアキレス腱断裂なのです。スポーツは特に急激な動作を必要とする場面が多く、発症する可能性が日常生活よりも高いと言えます。
アキレス腱断裂の症状
アキレス腱断裂を起こすと、「バツン」というような耳で聞き取れる程度の音が発生します。アキレス腱が断裂した後のくるぶしには凹みが見られ、指先で押すと沈むようになってしまいます。アキレス腱が断裂した後の足は他の腱の働きで足先を足首側に曲げることは出来るものの、爪先立ちをすることが出来なくなります。痛みは断裂した瞬間と、腱のあった部位を触った時などに強く起こります。
アキレス腱断裂の悩みどころ
アキレス腱断裂が起こると、運動はおろか歩行にも障害が発生します。人間の足は歩行する時、踵から爪先の順番で地面から離れていきます。爪先が離れる時、足はアキレス腱断裂の状態では難しい爪先立ちの状態になっています。そのため、足を引きずるような形で歩くことになるのです。運動中にアキレス腱断裂が起こった場合、腱が切れた時の痛みでうずくまってしまうことが多い為、気付かないと言うことはないのが救いと言えるかもしれません。
アキレス腱断裂の予防
アキレス腱断裂の予防には、運動前の足首周りのストレッチが有効です。準備運動で行うアキレス腱伸ばしや足首を回す体操などが代表的です。ストレッチ以外では、急な動作を行わないように注意することが大事です。
アキレス腱断裂の治療
アキレス腱断裂の治療では、腱の縫合を行なう外科手術が主流でしたが最近では患部をギプスなどで固定した上での保存療法が広まっています。手術療法と保存療法は、完治するまでの期間が変わらないため、保存療法を進められるケースが多くなっているのです。アキレス腱断裂は、治療後一週目からリハビリが始まり治療後10週程度で運動の許可が下り、半年で完治に至るようです。福島区永久鍼灸整骨院ではキネシオテープ、スラッキング療法、電気鍼をお勧めします。
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