基本的には関節の老化と膝関節特有の不安定さに起因して起こる膝の変形です。骨軟骨の変形に始まり、やがて骨部の変形(摩擦・硬化・骨棘の形成など)にすすみます。おもだった症状は、膝関節が腫れ、歩きだすときに膝が痛むことです。また立ちあがる時、膝をまげるとき、正座をするとき階段を上り下りするときなどにも痛みが伴います。さらに悪化すると、膝に水が溜まるよ
うになります。

過去に膝に外傷を受けたことによって、膝の変形が起こる場合がありますが、圧倒的多いのが肥満と老化が遠因となって膝の変形が起こるケースです。

いうまでもなく、肥満した人は腹部が隆起し、それに比例して背中が反ってくる傾向にあります。しかも、総じて腹筋郡の下部繊維が弱いため、脊柱の生理的カーブが損なわれる。そこで、深部にある大腰筋が過緊張して、この細い筋肉が身体を支えるようになるのです。

しかし、大腰筋は腰椎を支えるとともに大腿骨を外旋させる筋肉なので、肥満した人の大腿部は開き気味に歩いています。それにもかかわらず、習慣で爪先をそろえて両足先を前方に向けて真っ直ぐ歩く。そのため、開き気味の大腿部と真っ直ぐ歩く足先との間にある膝に、大腿と下腿との間の捻じれの負担がかかり、膝関節が老年期まで長期にわたって摩擦を繰り返すことにより膝の変形を招くことになるのです。

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